養殖方針の取り組み
 消費者に新鮮で美味しく安全な養殖魚を提供するために、消費者の起点に立ち「養殖マニュアル」をつくり養殖生産に励んでいます。養殖業者は常に「育てる魚が健康であること」を目指し、病気にならないように、肥満魚にならないように、栄養のバランスを心がけ、CP比を基に餌の配合をして投餌を行い、毎月1回ハマチの検体検査を行い健康状態や肥満度のチェックをしています。「漁場環境管理」は漁場に見合った小割の数やその放養密度を検討して養殖尾数を定め漁場管理計画を立てており、養殖漁場を汚さない適切な給餌を心がけるとともに、定期的に水質・底質の調査をして持続的養殖生産を目指しています。
 安全性への取り組み
 養殖魚に対する心理的不安を抱いている消費者に安心してハマチを食べていただくために、食の安全と環境問題を常に考え、国の定めた「水産用医薬品使用基準」を厳守して出荷する等、安全性を高め、養殖実態を明らかにすることが不可欠であり、そこに生産者と消費者の間に安心感が生まれることが基本と考えております。
 商品履歴書による管理
 魚類養殖は、消費者から全く見えない海上ですべての作業が行われているため、魚の養殖方法が十分理解されてないこともあり、消費者や流通業者の皆様が安心してご購入いただくために、出荷されたハマチが、いつ、誰が、どのように養殖したのかが解るように、養殖小割毎に生産者、稚魚履歴、養殖履歴、薬品投与履歴、配合飼料履歴等の飼育カードに記録しているものを商品履歴書として開示しています。
 安全な天然種苗の導入
 ハマチ種苗は天然モジャコであり、長崎・高知・愛媛等の漁業者が安全厳守で育成した種苗を導入しています。
 食の安全決意
私たちは漁場環境を守り、養殖飼育にかかわる安全基準を厳守し、安全な餌、安全な医薬品、安全な漁業資材を用いて安全な魚を供給します。
                

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